ピアノ教室と幼児教育
幼児期の子ども達のお母様が、ピアノ教室に望んでいらっしゃる事は、上手にピアノ
が弾けるようになって欲しい、だけではないのでは、と思います。
もちろんピアノ教師の私達は、ピアノが上手に弾けるように、レッスンするのですが
大人の方はともかく、子ども達のレッスンはそれだけではないように思います。
幼児期の子ども達は、敏感期とも言われ、すごい速さで色んな事を吸収していきます。
この時期に、音楽に触れる事はとても大事なことで、後々に必ず感性が高められます。
私は、以前モンテッソーリ教育の保育園で保育士をしていた経験があります。
その頃の勉強が今でも、本当に役立っています。この教育方針は、ピアノ教室にも必要だと思えることが、数多くあります。
モンテッソーリ教育というのは、イタリアのマリア、モンテッソーリという方が考案された教育法です。
奥の深い教育法なので、簡単に語ることは出来ませんが、
子ども達は、大人に、自分でなんでも出来るように手伝って欲しいと思っている、子どもの行動を見守ることの大事さを、伝えています。
大人がゆっくりして見せることで、子ども達は何でも自分で出来るようになります。
モンテッソーリの園では、教育法に基づいた色んな教具があり、段階を経て難しくなっていくのですが、ゆっくりして見せることで、子ども達は、難なく出来るようになっていきます。^ – ^
私がピアノレッスンで大事にしていることは、この待つ事、そしてゆっくりして見せることです。
こちらが、待つ事で、子ども達も待てるようになり、先々に全体を把握して考える事が出来るようになります。
絵本の弾き語り(演奏をしながらの読み聞かせ)でも、間(ま)を大事に音楽と調和させながら読むことで、子ども達は、待つことが出来るようになります。
これはピアノ教室に限らず、大事なことですよね(*^_^*)
以前は絵本の弾き語りを聞く時に、先が気になって、なかなか待てなかった生徒さんが、今は待てるようになり、お母様のお話だと、日常生活でも、落ち着いて待てるようになった、とおっしゃっていました。
グリュックピアノ教室では、出張専門でピアノレッスンをしています。吹田市、豊中市、摂津市にお住まいで、ご興味のある方、お気軽にお問い合わせ下さいね(^_^)
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