<小さい頃、ピアノを習っていたのに、大人になってヘ音記号が読めない> 残念ながら、よく聞くお話しです…
相対音感とは…
今までに、絶対音感については、書きましたが…
今回は相対音感についてです。
一般的には、絶対音感の方が皆さんご存知だと思います。
絶対音感は、簡単に言えば、鍵盤の殆どの音が、わかってしまう音感のこと。
では、相対音感とは…
分かりやすく言うと「直前に聞いた音」より「次の音」が高いか低いかが分かる音感
です。
この音感を鍛えていくと、単に高い、低いだけではなく、具体的にどれくらい高いか
低いかが分かるようになります。
それを鍛えていくことで、耳から聞いたメロディを採譜する(耳コピ)も出来るように
なります。
実はヨーロッパでは、完璧な相対音感を身に付ける方が大事だと言われています。
しかし、日本の音大では、絶対音感がある方が、有利ですよね。
でも、日本の音大でも、やはりソルフェージュの時間では相対音感を学びます。
アンサンブルに必要な相対的な音感や、他の音をよく聴いて演奏するなどの場合、
相対音感が必要です。
ピアノを学ぶ事は、後から他の楽器を学ぶ時にも役に立ちます。
ピアノを習うことで、他の楽器を学ぶ可能性も広がると思うんです。(^∇^)
その場合、例えばバイオリンなどの時は、相対音感が必要になってきます。
つまり、絶対音感だけを伸ばそうとするのではなく、ここで重要な事は、
絶対音感の指導の後には、相対音感を学ぶ必要がある、という事だと思います。
私自身も、ある程度の絶対音感はあります。
仕事で、ホテルやレストランでの演奏の時に、初めて聞いた曲を弾かなければいけな
い時は、絶対音感。
絵本に即興で曲をつけたり、アレンジしたりする時は、相対音感の方が必要だな〜
と思っています。
グリュックピアノ教室では、これだけ!ではなく、色んな可能性を考え、より楽しく
音楽が学べるように、レッスンしています。
吹田市、豊中市、摂津市にお住まいで、ご興味のある方、お気軽にお問い合わせ下さいね(^-^)/